ガンビット概論1
ここではFF12のガンビットというシステムの説明をしたいと思います。
1.ガンビットの基礎Q&A
1-1.ガンビットとは何か?
ガンビットとは、ドラクエなどで言うところの作戦であり、仲間をAI操作させることです。
ガンビットをオンにすることで、仲間はメニューのガンビットで指定した通りに動きます。
1-2.AI操作というとバカAIのイメージしかないのですが…
某シリーズ5作目リメイク版ではAIが頭の悪すぎる行動を繰り返し、全く使えないなどということがありましたが、
FF12のガンビットでは、「いのちをだいじに」などという曖昧な命令でなく、ターゲットから使う技までしっかりと指定して行動させます。
よって、命令をしっかりと組んでいれば頭の悪い行動はしないので安心してください。
1-3.実際にどう使う?
まずはシナリオを進めて、バルフレアとフランの二人と会いましょう。チュートリアルによる説明の後、使えるようになります。
使うには、優先順位、標的や条件、行動の3つを指定すればよいです。この3つを指定し、ガンビットをオンにすることで指定通りに動きます。
標的や条件に関する部分はガンビットショップで購入することで増やせます。優先順位を増やすにはライセンスでスロットを増やしましょう。
1-4.金使ったりLP消費したりするなら手動で命令入れたほうが得だと思うんですが…
実際にゲームをやってみると分かりますが、すべてのコマンドを手動で入れるのは非常に手がかかります。
ガンビットを使わないとクリアまでに2倍近くの時間がかかってしまいます。
また、ガンビットを利用することにより、状況に応じた細かなコマンドのみを入れるだけでよくなり、
コマンドの入力ミスを大きく減らすことが出来ます。
混戦のときなどは、気がついたらHPが残り少なくなっており回復が間に合わない状況になっていた、ということがたびたびあります。
ガンビットなら指定さえしていればどんな状況でもHPなどを常にチェックして正確に行動し、ミスもありません。
また、〜が弱点、〜を吸収しない、HPが最も少ない、〜を狙っている敵、味方の複数の有利ステータス変化など、
通常はライブラを使ったりメニューを開かないとと分からないデータや直接見ることの出来ないデータを感知してくれます。
非常に便利で、これなしでクリアすることは事実上不可能に近いでしょう。
1-5.ターゲットを指定したら同じ奴に補助系魔法なんかを何度も無駄にかけたりしない?
プロテスやブラインなどの補助系魔法は、ターゲットがすでにその状態にあるときは使用しません。
そのときは別のキャラをターゲットにしたり、次の優先順位にある行動を実行します。それは指定方法によります。
回復魔法も、ターゲットのHPが満タンなら使用しません。その辺はしっかり対応してくれます。
1-6.手動命令を入れたいときは?
手動命令を入れたいときは、普通どおり○ボタンを押してさせたい行動を選べばよいです。
ACTIONと表示され、行動を始めたときでなければ、準備していた行動をキャンセルして手動命令の通りに動きます。
1-6.プレーヤー操作キャラもガンビットを使える?
プレーヤー操作キャラでもガンビットは有効です。
移動に関しては、アナログスティックを動かした場合、ガンビットによる移動よりもアナログスティックによる移動が優先されます。
2.攻撃の基礎
2-1.普通に攻撃
普通に攻撃したいときは、標的を目の前の敵、行動をたたかうに設定に。これで目の前の敵にひたすら攻撃します。
魔法で攻撃したいときは、たたかうを使ってほしい魔法に変えるだけ。これで指定した魔法でひたすら攻撃し続けます。
ただ、こうするとMPが切れたときに何もしなくなってしまうので、次の優先順位にたたかうをセットします。
これでMPがあるときは魔法で、MPが切れたときはたたかうで攻撃してくれるようになります。
優先順位を逆にすると、たたかうが攻撃時に優先され、全く魔法を使わなくなってしまうので注意しましょう。
2-2.攻撃を集中させる
さて、「目の前の敵」で指定した場合は、ほかの敵が目の前にやってきたときにターゲット変更してしまう可能性があります。
また、自分が攻撃している敵とは違う敵を攻撃し、狙いが分散してしまいます。
これを防ぐには、「リーダーの敵」を標的にセットします。これで、操作キャラが狙っている敵を狙って攻撃するようになります。
これだと、リーダーが誰も攻撃していない場合に誰も攻撃しなくなってしまうので、次の優先順位に「目の前の敵」を入れておきます。
こうすれば、戦闘にはいってリーダーが敵を攻撃していないときにもしっかりと攻撃を行うようになります。
別の方法として、「HPが最も低い敵」を指定する方法もあります。これを全員につければ必然的に全員がHPの低い敵を狙うようになります。
また、目の前の敵の優先順位を上にすると当然それを優先し、リーダーの敵やHPの低い敵への攻撃は行わなくなるので注意。
2-3.弱点を突く
敵に弱点がある場合はうまく敵の弱点をつきたいところ。
たとえば標的に「火に弱い敵」をセットし、行動にファイガをつければ、火に弱い敵が出たときにファイガで弱点を突いて攻撃します。
当然、このままでは火に弱い敵がいないときは行動しなくなるので、次の優先順位に目の前の敵にたたかう、とセットします。
これで、火に弱い敵にはファイガ、火に弱い敵がいなければたたかうで攻撃するようになります。
これも、優先順位を逆にしないよう注意しましょう。
3.回復の基礎
3-1.普通に回復
まずは普通に回復させましょう。標的に「味方一人」、行動にケアルを指定しましょう。
これで味方にケアルを使い続けてくれます。効果がないとき、つまりHPが満タンであれば使用をやめ、次の優先順位の行動をします。
これではHPが少し減っただけでもケアルを使うので、標的を「HP≦40%の味方」にしましょう。
そうすると、HPが40%以下になったときだけケアルをつかうようになり、無駄がなくなります。
3-2.自分を優先的に回復
自分を優先して回復させたい場合は、優先順位1に「HP≦40%の自分」、2に「HP≦40%の味方」とセットします。
こうすることで、自分と仲間の2人がHP40%以下の場合、まずは自分を回復し、次に仲間を回復するようになります。
たとえば、回復魔法を専門に使っているキャラがいる場合は自分を優先的に回復させ、回復役が倒れないようにすることが出来ます。
3-3.状態異常を回復
くらやみの状態変化にする敵が数多くいるダンジョンで頻繁にブラナや目薬を使う場合は、味方一人にブラナや目薬、と指定しましょう。
そうすると、状態変化になった味方がいる場合にこれらの治療を行ってくれます。
状態変化になっている味方がいないときは使用しないので無駄になりません。
なかには複数の状態変化にする攻撃を持つモンスターもいます。この場合は使うアイテムを万能薬やエスナに変えておきましょう。
これで、何かしらの状態変化になったときにすぐこれらの治療を行います。
ただし、これだとくらやみの一つだけの状態変化になったときにも万能薬などを使ってしまうため、無駄が生じます。
とくにくらやみになる頻度だけが高いなら、万能薬より高い優先順位に目薬をセットします。
これでくらやみなら目薬、それ以外なら万能薬を使うようになります。
睡眠や混乱はたたかうで攻撃されると治り、スロウやスリップはヘイストやリジェネで上書きして治すことができます。
このように、回復アイテムや回復魔法以外での治療をしたい場合は、「スリップ」の味方、「スロウ」の味方のように、
特定の状態変化を指定するものを使用すればOKです。
4.回復と攻撃両方の指定
回復と攻撃、両方を指定したい場合は優先順位に気をつけましょう。
攻撃の優先順位を回復より上にした場合は、敵がいるときには攻撃をして、戦闘が終わったら回復魔法を使うようになります。
戦闘中は回復せず速攻したい場合はこのように指定しましょう。
回復の優先順位を上にした場合は、指定した条件になったときに回復をして、それ以外のときは攻撃するようになります。
ボス戦など、回復が必須な戦闘にはこのように指定するとよいでしょう。
一般的に、指定順は後者のほうがおすすめです。
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